アメリカの西部劇である。
余命幾ばくも無い老人に呼び出されたチャールズ弁護士は、ハイウェイを飛ばして会いにきた。
老人は、自らをビリー・ザ・キッドと名乗り、知事から特赦を得たいと言う。
チャールズは、ビリーはギャレット保安官に殺されたはずだと疑い、証拠を求めた。
老人は、昔話を始めた。
リンカーンでの抗争の後、ビリーは、仲間のデイブ・ルタボウ、パット・ギャレット共に行動していた。
彼は、数多くの賞金稼ぎから命を狙われたが、ことごとく退けた。
もう一人の仲間ドクは、ニューヨークで教師として、妻子と共に暮らしていた。
ある日、ドクは、授業中に乱入してきた武装集団に拘束された。
ウォレス知事は軍隊を投入して、ビリーたちを追い詰めていた。
ビリーは、証言と引き換えに特赦を受ける約束で、投降した。
しかし、知事は約束を反故にし、彼らを絞首刑にするという。
それを知ったビリーは脱走した。
そして、拘置されていたドクと、もう一人の仲間チャベスも助け出した。
彼らは、メキシコを目指した。
一旦、根城であるフォート・サムナーに戻って手下を募ったが、元農夫のヘンドリーしかいなかった。
それに、14歳のトムがついてきた。
馬泥棒から足を洗いたいパットが、離脱した。
この作品は、ビリー・ザ・キッドの後半生を描いたものだ。
スカッとしない作品である。
前作「ヤングガン」を観ていないと、分かりにくいだろう。
ただ前作は、とても面白い作品だったので、続けて観ると興醒めするに違いない。
ドク役は、キーファー・サザーランドが演じている。
彼はジャック・バウアーの印象が強すぎて、他の役が馴染まない。