フッカー、フィスク、デイリーの三人は、船でカリフォルニアを目指していた。
途中、故障のためメキシコのミゲルという町に滞在することになる。
とりあえず入った酒場で休憩していると、一人の女リア・フラーが血相を変えて入ってきた。
「亭主が鉱山の事故で重傷を負ったから、助けて欲しい。お礼は1000ドル。」と言う。
しかし、そこにいたメキシコ人たちは、誰も行きたがらなかった。
リアは、フッカーたち三人に、「亭主もアメリカ人だ。一人2000ドル出す。」と懇願した。
結局、三人のアメリカ人と、ヴィセンテというメキシコ人が同行することになった。
鉱山はアパッチ族のテリトリーにあり、大勢が殺されていた。
メキシコ人たちが行きたがらなかったのは、そのせいだ。
その辺り一帯は「悪の花園」と呼ばれていた。
一行は、数日かけて現場にたどり着き、亭主ジョンを救い出す。
命に別状はなかったが、右のすねを骨折していた。
ヴィセンテとデイリーは、鉱山から金を掘り出して歓喜しているが、アパッチが迫っていた。
一行は、夜間にそこを離れたが、アパッチがついてくる。
襲撃して一気に殺してしまうのではなく、一人ずつ殺すのを楽しむためだ。
そして、一人ずつ殺されていく。
派手な撃ち合いのシーンはない。
アパッチは、常に遠くから狙っている。
それが、不気味だ。
主人公が大活躍するような作品ではないので、アメリカ人には受けないだろう。
日本人の方が、良さが分かるかも知れない。