イタリアの映画である。
マカロニ・ウエスタンと呼ばれているものだ。
賞金稼ぎを生業としているジョニーは、金 ( きん ) のみを愛していて、「黄金ジョニー」と言われている。
メキシコとのアメリカとの国境。
ジョニーは、教会から出てきたペレス兄弟の2人を、射殺した。
奴らは、賞金首だったのだ。
賞金が掛っていない末弟のホアニトは、撃たずに逃がしてやった。
賞金を金貨で受け取ったジョニーは、国境の街、ゴールド・ストーンへ来た。
この街で友人のビルが、保安官をしている。
規則に厳しいビルは、武器の携帯を禁じていた。
ジョニーは、仕方なく銃を彼に預け、酒場に行く。
そこでは、馴染みの女が歌っていた。
店主は、ジョニーが気に入らない。
大勢を巻き込んで喧嘩が始まる。
そこへ、ペレス兄弟の生き残りが復讐に来た。
ジョニーは、彼らを爆弾で吹き飛ばす。
武器を所持していたとして、ジョニーは、牢屋へ入れられてしまった。
ジョニーへの復讐を誓ったホアニトは、アパッチと手を組む。
保安官ビルに、ジョニーの引き渡しを要求するが、ビルはこれを一蹴。
インディアンが襲ってくるということで、住民達は街を去る。
それでもビルは、ジョニーを牢屋に閉じ込めたままだった。
冒頭で主人公の早撃ちが見られるが、その後は武器を持たないままだ。
それが、観ているものに緊張感を与えている。
登場人物は、ステレオタイプばかりで、その上単純なストーリーである。
そして主人公を、格好いいヒーローに仕上げている。
とても、分かりやすい。
普通の、作品だ。