カトリーヌ・ドヌーブ主演、フランス・西ドイツ合作のミュージカル映画である。
カトリーヌ・ドヌーブの出世作であり、台詞全部が歌で表現されている。
ただ、プロの歌手による吹き替えではあるが。
シェルプールの雨傘屋の娘・ジュヌヴィエーヴは16歳だ。
自動車修理工場で働く20歳のギイと恋仲で、デートを重ねている。
フランスは、アルジェリア戦争の最中であり、ギイのところにも召集令状が来た。
ギイは戦場に旅立つが、ジュヌヴィエーヴのお腹には彼の子供が宿っていた。
母親が経営している雨傘屋は、借金がかさんでいる。
仕方なく、ネックレスを宝石商へ売りに行った。
そこで宝石を購入してくれたのは、たまたま居合わせた青年宝石商カサールだ。
彼は、ジュヌヴィエーヴに求婚する。
彼女が返事を先延ばしている内に、お腹はどんどん大きくなる。
ところが彼は、子供の面倒を見ると言うのだ。
その間、戦場のギイとは手紙のやりとりをしている。
ストーリーは、単純で歌を聴いている内に映画は終わってしまう。
全体に、爽やかでカラッとしている作品だ。