カトリーヌ・ドヌーブ主演、フランスのミュージカル映画である。
とある王国で、王妃が亡くなった。
王妃の遺言で、王は王妃よりも美しい女性としか再婚できなくなった。
跡取りのいない王は、再婚して男子を作らないと王家が途絶えてしまう。
再婚するに相応しい美貌の持ち主は、自身の娘しかいなかった。
父親との結婚を避けたい王女は、妖精リラに相談した。
そしてリラのアドバイスに従って、王に実現不可能な要求をした。
ところが王は、ことごとく実現させてしまう。
ついには、黄金を産むロバを殺して、毛皮を王女に贈った。
これ以上の要求は出来ないので、妖精は王女にロバの皮を被せ、馬車で隣国に逃がした。
ロバの皮を被った王女は、豚小屋で働く。
住まいは、森の中のボロ小屋だ。
隣国の王子は、小屋にいる王女を見て恋に落ちた。
シナリオはたいしたことないのだが、惹きつけるものがある。
カトリーヌ・ドヌーブは、薄汚い格好をさせても、美しい。