captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

アストロノーツ・ファーマー / 庭から昇ったロケット雲

アメリカの映画である。

 

主人公チャーリー・ファーマーは、幼い頃から宇宙に憧れがあった。

 

成長して、大学では航空宇宙工学を学び、修士号も取った。

 

その後、空軍のパイロットになり、NASAの宇宙飛行士訓練プログラムに参加する。

 

しかし、夢に向かって順調だったのは、ここまでだ。

 

父が自殺したため、実家に帰って農場を継ぐことになった。

 

それでもチャーリーは、夢を諦めない。

 

彼は、仕事そっちのけで、ロケットの政策に打ち込んだ。

 

そして、10年。

 

ロケットが完成した。

 

チャーリーは、打ち上げに必要な燃料を購入した。

 

そのことでチャーリーは、FBIに目を付けられる。

 

大量の爆発物だからだ。

 

それで、テロリストの疑いをかけられたのだった。

 

駄作である。

 

映画だから、現実離れしているのはよいのだが、リアリティがなさ過ぎて、ピンと来ない。

 

ただ、夫を信頼して応援する妻、父を信頼して応援する子供がいて、なんだか、羨ましい。

パシフィック・リム

アメリカのSF映画である。

 

2013年。

 

太平洋の海底の割れ目から、突如、怪獣が出現した。

 

都市を襲う怪獣を、人類は撃退した。

 

しかし、怪獣は次々に出現し、次第に強さも増していった。

 

人類は、対怪獣用の人型ロボット兵器「イエーガー」 を開発した。

 

これは、2人のパイロットが乗り込み、脳波をシンクロさせて操縦する。

 

パイロットの中で、最強のコンビがヤンシー・ベケット、ローリー・ベケットの兄弟だ。

 

彼らは多くの怪獣を撃退し、ヒーローになった。

 

しかし、ある時の戦いで兄ヤンシーが犠牲になり、ローリーも重症を負った。

 

5年後、既に引退していたローリーの元に、かつての上官スタッカー・ペントコストが来た。

 

ローリーは、再びイエーガーに乗るべく、香港に飛んだ。

 

香港の基地で、研究者の森マコと出会う。

 

マコは研究者でありながら、イエーガーの操縦にも長けていた。

 

しかし、幼い頃のトラウマがあり、上官から操縦を止められている。

 

彼女の才能を認めたローリーは、ペアを組むよう申し出た。

 

しかし2人が組んだ最初の訓練で、危うく事故を起こしかけた。

 

 

人間が乗るロボットが怪獣を倒す。

 

パイロットの葛藤や操縦システムなどは、ヱヴァンゲリヲンガンダムなどに対するオマージュが感じられる。

 

理屈っぽいので、完全に理解するには、何回か観る必要があるだろう。

 

森マコの幼少期を演じる芦田愛菜の演技が、素晴らしい。

 

 

花嫁と角砂糖

イランの映画である。

 

5人姉妹の末娘パサンドの婚約式に、大勢の親戚が集まっている。

 

女達は料理の準備に忙しく、男達は世間話で盛り上がっている。

 

子供達も大勢、走り回っていて、危なっかしい。

 

パサンドの父親代わりである伯父は、外国に住む相手との結婚に反対だった。

 

しかし、砂糖の塊を削って、式で出す角砂糖を作っている。

 

夜、男達が財宝を探して、穴を掘っていた。

 

子供達は、幽霊が出たと怖がっている。

 

伯父は、昔話をして子供を慰めた。

 

そして伯父は、手の甲に角砂糖を乗せて空中に飛ばし、堕ちてくるのを口で受け止めた。

 

彼の得意技だ。

 

翌日。

 

式当日の朝、雑魚寝している子供達を見ながら、伯父は角砂糖を口に放り込んだ。

 

それが、喉に詰まった。

 

隣の部屋でチャパティを温めているパサンドは、苦しんでいる伯父に気付かない

 

ついに伯父は、力尽きた。

 

祝いの席だったはずが、伯父の葬式に変わってしまった。

 

この作品は、物語というよりもドキュメンタリーのような感じだ。

 

イランの風習を、垣間見ることが出来る。

 

この後、兵役に出ていた従兄のガゼムが帰ってくる。

 

パサンドとガゼムは、互いに好意を持っていた。

 

さて、どうなるか。

 

 

ビッグ・ガン

アラン・ドロン主演、イタリア、フランス合作の映画である。

 

イタリア。

 

腕の良い殺し屋トニー・アルゼンタは、一人息子のカルロが7歳になることを切っ掛けに、稼業から足を洗おうとしていた。

 

それを知った組織の幹部ニック・グストは、彼を引き留めた。

 

トニーは組織のことを知りすぎているので、組織を抜ければ殺される。

 

グストがトニー脱退を幹部会にかけると、案の定、皆が反対した。

 

ある朝、妻のアンナがカルロを連れて、車で出掛けようとしているところを、トニーは窓から見送っていた。

 

アンナがエンジンキーを捻った途端、車は爆発した。

 

組織がトニーを暗殺するために、車に爆弾を仕掛けたのだった。

 

この日、トニーの車で出掛けようとしたアンナとカルロが、犠牲になった。

 

葬儀の後、トニーの元へ、弟分のドメニコが情報を持って来た。

 

トニーは、幹部達全員に復讐することを誓っていた。

 

アラン・ドロンが、人気絶頂の頃の作品である。

 

格好いい。

 

男なら誰でも、憧れるだろう。

ねらわれた学園 ( 2012 )

日本のアニメーション映画である。

 

鎌倉。

 

少年がガラスの砂時計のようなものを持って、高台の公園にたたずんでいる。

 

中学二年の関ケンジは、早朝、犬のシロを散歩させていた。

 

二人が、出会った。

 

ケンジは、同級生のカホリが好きだ。

 

ケンジの隣には、幼馴染みのナツキが住んでいる。

 

ナツキはケンジのことが好きなのだが、ケンジは気づいていない。

 

そのことで、ナツキを傷つけてしまう。

 

朝、ケンジが会った少年リョウイチが、転校生として、ケンジ達のクラスメイトになった。

 

その頃学校では、携帯電話の持ち込みを禁止しようという話になっていた。

 

カホリは、音楽室でピアノを弾くリョウイチを見付けた。

 

昨年に携帯電話事件を起こした山際ゆりこが、夜、自殺をしようとしたところを、リョウイチが助けた。

 

リョウイチは、未来から来た人間だった。

 

この時代での使命を果たすため、学校内で「能力者」 を探している。

 

ねらわれた学園」 は、40年前に薬師丸ひろ子主演で映画化された。

 

アニメとは30年の時間差があるので、時代背景が随分違っている。

 

一つ一つのエピソードが浅いので、分かりにくい。

 

絵は、美しい。

 

テンポも良い。

 

中学生の頃に戻った気分になれる。

 

 

 

 

陽のあたる場所

アメリカの映画である。

 

母子家庭で育ったジョージ・イーストマンは、貧しい生活から抜け出そうという野心があった。

 

彼は、成功して金持ちになっている伯父と出会い、伯父の工場で働くことになった。

 

ジョージは、真面目に働いた。

 

彼は、一緒に働いているアリスと仲良くなった。

 

ある日、誠実さが認められたジョージは、伯父の家に招待された。

 

そこで、美しい女性アンジェラと知り合う。

 

彼はアンジェラに惹かれたが、身分の差が大きすぎて、諦めることにした。

 

アリスにはアンジェラのような華やかさはなかったが、優しい女性だ。

 

ジョージとアリスの仲は、深まっていく。

 

アンジェラには、金持ちのお坊ちゃま達が群がっている。

 

アンジェラにとっては、他の男達と違って純真なジョージが、魅力的だった。

 

伯父の後ろ盾もあり、出世したジョージは、もはや工場で単純作業をしなくてもよくなった。

 

やがて、アンジェラと恋仲になる。

 

アリスの妊娠が分かった。

 

相手は、ジョージである。

 

アリスはジョージに妊娠を打ち明けて結婚を迫るが、ジョージのアリスへの気持ちは冷えていた。

 

70年前の作品である。

 

恋愛悲劇だ。

 

 

フェィク シティ ある男のルール

キアヌ・リーヴス主演、アメリカの映画である。

 

ロス市警の刑事トム・ラドローは、囮捜査などの危険な任務もいとわない。

 

荒っぽいやり方で、犯人を逮捕するよりも射殺してしまう。

 

双子の少女誘拐事件も、犯人グループを全員射殺して解決した。

 

そんな彼に、内部調査室のビッグス警部が接触してきた。

 

トムの上司ワンダー警部は、かつてトムの相棒であり、今は仲違いしているワシントンが、ビッグスと密会しているとトムに告げた。

 

トムは、自分のやり方を密告されているのだと感じ、ワシントンを尾行した。

 

ワシントンが売店に入ったので、トムも入ろうとすると、覆面強盗が店に入ろうとしていた。

 

ワシントンに知らせるために、トムは銃を抜いて店に駆け込んだ。

 

トムを見たワシントンは、自分を襲いに来たのだと勘違いして、トムに殴りかかった。

 

その時、強盗が入ってきて店員を射殺。

 

トムは隠れたが、ワシントンは大量の銃弾を浴びて死んだ。

 

ワンダー警部達が駆けつけ、監視カメラの映像をチェックする。

 

それは、ワシントンに恨みを抱いたトムが、強盗を装った男達を雇ってワシントンを殺させた、とも解釈できるものだった。

 

ワンダーはトムに、記録の入ったディスクを処分するよう勧めた。

 

その後トムは、苦情処理係に異動した。

 

ビッグスが現われた。

 

現場に残された銃弾が3種類あり、彼はトムも犯人の一人ではないかと疑っていた。

 

 

可もなく不可もない、といった作品だ。

 

「悪い奴は殺す」 というのが、この男のルール。