勝新太郎主演、日本の時代劇映画である。
座頭市は、もぐりの賭博で捕まった。
牢内で知り合った片瀬の島蔵は、無実の罪で処刑されることになっていた。
彼は座頭市に、無実を証明してもらうために、兄弟分の黒馬の仙八か、荒磯の重兵衛親分に会って欲しいと頼んだ。
翌日、放免された座頭市は、僧侶の格好をしたヤクザ者の百太郎という男と知り合った。
座頭市は、余計な揉め事に巻き込まれたくなかったので、島蔵の願いは無視することにしていた。
百太郎と二人で旅を続けていると、浪人に追われて怪我をし、隠れている男に出会った。
男は商人で、日暮れまでに手形を届けなければならないという。
怪我をして動けない男に代わって、百太郎が届けることにした。
残った座頭市は、男を駕籠に乗せてついていった。
仙八がいる方角だった。
先に到着した百太郎は、座頭市を名乗り、礼金をもらって姿を消した。
この作品で、藤山寛美が百太郎を演じている。
多人数相手の戦闘シーンは、座頭市の二刀流もあって、まあまあ面白い。
座頭市が追い込まれて絶体絶命になれば、ハラハラして楽しめるのだが。
余裕がありすぎて、物足りない。