福山雅治主演、日本の映画である。
建設会社に勤めるエリートサラリーマン野々宮良多は、妻みどり、息子慶多と、都心の高級マンションで暮らしている。
慶多は6歳。
私立小学校を受験して合格した。
ある日、慶多が生まれた群馬県の病院から、子供を取り違えた可能性があるとの連絡があった。
同じ日に生まれた男の子が、小学校入学前の血液検査で、両親と一致しなかったのだ。
そして、DNA検査の結果、慶多は斎木夫妻の息子・琉星と取り違えられたことがわかった。
斎木雄大は群馬県で小さな電気屋を営んでおり、妻ゆかり、長男琉星、長女美結、次男大和の5人家族だ。
両家は、病院の弁護士仲介の元に顔わわせをして、今後のことを話し合った。
病院を相手に訴訟を決めた両家は、良多の友人の弁護士鈴木悟に、弁護を依頼した。
子供たちは、すぐに仲良くなった。
慣れるために、週末に慶多は斎木家に、琉星は野々宮家に泊まることになった。
慶多を連れて斎木家を訪れた良多は、生活レベルの違いにショックを受けた。
この作品は、落とし所を予想しながら観ると、ガッカリさせられる。
それは狡い、と。
善意にとれば、観る者に想像する楽しみを残したと言える。