captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

騙し絵の牙

大泉洋主演、日本の映画である。

 

大手出版社「薫風社」の社長・伊庭喜之助が、犬の散歩中に急逝した。

 

文芸雑誌「小説薫風」の新人編集者・高野恵は、持ち込まれた小説「バイバイを言うとちょっと死ぬ」を、チェックしていた。

 

次期社長候補は、息子の惟高、後妻の綾子が候補と考えられていたが、文芸評論家の久谷ありさは、専務の東松龍二と予想した。

 

通夜に参列した小説薫風の編集長江波百合子は、部下の三村洋一と恵を連れて、パティー会場に行かねばならなかった。

 

大物作家・二階堂大作の40周年記念パーティーが、開かれているのだ。

 

タクシーを予約していなかった一行は、やむなく、同じ薫風社のカルチャー雑誌「トリニティ」編集長・速水輝のタクシーに、相乗りさせてもらった。

 

会場で江波と恵が二階堂に挨拶をしていると、速水が割り込んできた。

 

速水は恵に二階堂の作品「射程」を評価させた。

 

恵は、率直に「古い」と言ってしまったため、二階堂は機嫌を損ねた。

 

薫風社で役員会議が開かれ、東松が社長に就任した。

 

東松は不採算部門を整理し、小説薫風を月刊から隔月刊に変えた。

 

その煽りで恵は、販売管理部門へ移動させられた。

 

恵の家は、街の小さな本屋だ。

 

彼女が本屋を手伝っていると、速水がやってきた。

 

速水は恵を、トリニティの編集部に誘った。

 

 

この作品は、物語のテンポはいいが、その分だけ浅くなって、心に残らない。

 

主人公の大泉洋は、イメージと違う役柄のせいか、印象が薄い。

 

高野恵役の松岡美優の方が目立っている。