勝新太郎主演、日本の時代劇映画である。
宿場で晩飯を食べ店を出た座頭市を、3人の男が取り囲んだ。
男らは、関宿の勘兵衛を斬った座頭市を探していたのだ。
座頭市は、彼らを返り討ちにした。
一人は逃げていった。
その後、故郷の笠間に向かう途中、座頭市は幼馴染と出会った。
幼馴染の男は、嫁と男の子を連れて、旅をしていた。
座頭市が誘い、みんなで木賃宿に行き食事をしている時、数人の男が乱入して、客達から金を脅しった。
犯人の手に特徴ある刺青があったのを、幼馴染は見ていた。
刺青から目星をつけた座頭市は、地元の貸元に行き、犯人を捕まえて弁償させた。
幼馴染と別れた座頭市は、鬼怒川の温泉で汗を流した。
そこに、勘兵衛の弟である安彦の島吉と子分が来て、座頭市に勝負を挑んだ。
そこに、座頭市の剣の師匠・伴野弥十郎が現れ、強引に座頭市を連れて帰った。
伴野の道場では、大勢の門下生が稽古をしていた。
18歳になる伴野の妹・弥生は、暖かく座頭市を迎えた。
その頃、水戸天狗党の残党が、落ち延びて近くの寺に隠れていた。
彼らは弥十郎に金を無心したが、渡せる金は無い。
金持ちの息子が弥十郎の道場生にいることから、彼は身代金目的の誘拐を企てた。
この作品は、シリアスで悲しい物語だ。
シリーズ3作目の今回から、カラー作品となった。