captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

鉄道員 ( 1956 )

イタリアの映画である。

 

第二次世界大戦後のイタリア。

 

鉄道機関士のアンドレア・マルコッチは、50歳の厳格な男だ。

 

彼には、妻サラと3人の子供がいる。

 

彼は、長男マルチェロ、長女ジュリアの二人とはうまくいっていなかった。

 

ただ、末っ子のサンドリーニには彼に懐いていた。

 

サンドリーニにとって父は誇りであり、よく駅に遊びに行っていた。

 

クリスマスイブ。

 

妊娠中の長女ジュリアが、体調が悪いにもかかわらず、実家を訪れた。

 

アンドレアは、迎えにきたサンドリーニと一緒に帰途についたが、途中で居酒屋に寄った。

 

サンドリーニは、一人で帰宅した。

 

夜遅く、サンドリーニは父を迎えに行った。

 

その間に、ジュリアは産気づいて、病院に運ばれた。

 

サラとマルチェロが付き添った。

 

ジュリアは、死産だった。

 

お腹の子の父は、食料品店の息子レナート・ボルギだった。

 

結婚する前に妊娠したため、アンドレアは当初、猛反対したが、結婚は許した。

 

ある日、アンドレアが運転する列車の前に、一人の若者が飛び込んだ。

 

急ブレーキをかけたが間に合わず、若者は撥ねられて死んだ。

 

そのショックは大きかった。

 

彼は赤信号を見落とし、衝突事故を起こしかけた。

 

彼は、停職処分となった。

 

 

モノクロの作品であることで、心にじんわりと染み込んでくる感じがする。

 

登場人物が、それぞれ、いい味を出している。