イギリス、アメリカ合作の映画である。
大富豪のチャールズ・リッチモンドは、年老いて車椅子生活をしている。
訪問看護師のマリア・マルチェロは、とても善く尽くしてくれるが、プライドが高いチャールズは、傲慢な態度をとっていた。
彼の秘書アンソニー・リッチモンドは、甥であり、義理の息子である。
チャールズは、遺言を書いている。
それによると、アンソニーに2万ポンドを遺し、残りは慈善事業に寄付することになっていた。
唯一の相続人であるアンソニーは、納得できない。
そこで彼は、マリアをチャールズと結婚させて、遺言状を書き換えさせることを考えた。
献身的なマリアに、チャールズは心を開いてきた。
二人の仲が、深まっていく。
やがて、二人は結婚した。
遺言状も書き直され、3人は登記のために、船でロンドンへ向かった。
ところが船内で、チャールズが亡くなった。
この作品は、後味が悪い。
007のイメージを払拭するために、あえて悪役を演じた。