ドナルド・ウッズ原作、ケヴィン・クライン主演、イギリスの映画である。
1975年11月24日、早朝。
警察隊が黒人居住地を襲撃して、多数の黒人を虐殺した。
数時間後ラジオでは、警察が公衆衛生のため不法居住地に実力行使を仕掛けたが、平穏のうちに実行されたと伝えた。
黒人活動家のスティーブ・ビコは、警察の監視のもと、自宅に軟禁されていた。
「デイリー・ディスパッチ」紙の編集長ドナルド・ウッズは、スティーブが人種間憎悪を煽っているという内容の記事を書いた。
スティーブと交流のある黒人医師マンベラ・ランペーレが、新聞社に抗議にやってきた。
彼女はドナルドに、スティーブに会うことを勧めた。
ドナルドは、スティーブに会いに行った。
スティーブは教会の裏手にある小さな家にいた。
政府の命令で、彼は、一度に一人としか面会できないのだった。
ドナルドは、抱いていたイメージと違い、知的で温厚なスティーブとすぐに打ち解けた。
スティーブは理想を話し、ドナルドを黒人の住むところに案内した。
ドナルドは41歳になるが、黒人住居地に入るのは初めてだった。
そこで彼は、絶望を見た。
この話は、実話に基づいている。
最後まで緊張感の連続で、疲れる。
スティーブ・ビコ役は、ゼンデル・ワシントンだ。