アメリカの映画である。
2002年、警官になったとジョナサンは、118分署に配属された。
彼には、妻と娘がいる。
1986年、クイーンズボロ公営住宅。
少年ミルクは、大人から銃を奪い発砲した。
2002年。
警察委員長のスタンフォードは、マサーズ警部と共に、治安向上作戦と称してクイーンズボロの一掃をし始めた。
これは、臨海地を住宅にするために住民を追い出そうとするものだった。
パトロールを終えて暑に戻ったジョナサンは、置いてあった新聞に目を通した。
そこには、「118分署は1986年、2件の殺人を無視した」 との見出しがあった。
マサーズは、3ヶ月前に匿名の手紙が送られてきたと言う。
この殺人事件は、クイーンズボロで起きたものだった。
1986年。
ミルクは、友人ウィニーとその妹に促され、ゴミ捨て場に男の死体を捨てた。
ミルクとは、ジョナサンの少年時代の渾名だ。
スタンフォード刑事は、ジョナサンが何か知っているのではと、感じていた。
彼は、亡くなったジョナサンの父の相棒だった男だ。
ウィニーから電話があり、彼の部屋に行くと、別の住民が入ってきた。
ジョナサンは、彼を階段から突き落としてしまう。
唐突に挟まれている1986年のシーンが、ややこしい。
ダラダラとした展開も、退屈だ。
原題は、「The Son of No One」。
そのままでは、全くイメージが掴めないから、邦題を付けたのだろう。
しかし、「代償」 って、何なの。