アメリカの映画である。
太平洋の海底。
ロシアの潜水艦が、南太平洋ケーブルに穴を開け、情報を盗もうとしていた。
ケーブルのカバーが予想外に厚かった。
イワノフ艦長は、ドリルの出力を上げるよう命じた。
突然、潜水艦に衝撃があった。
絶滅したはずの巨大サメ・メガロドンが噛み付いたのだった。
艦長は、部下を見捨てて隔壁を閉じた。
セーフティールームには、艦長と生物学者のヤナ、助手の三人がいた。
ハワイ沖1600キロの地点を、アメリカ海軍駆逐艦「ショー」が航行していた。
キング大将が、退役前の最後の航海に乗り込んでいた。
艦長のスティーパー大佐が、連絡を受けてソナー室にやってきた。
海底にロシアの潜水艦がいた。
水中ドローンで偵察すると、潜水艦は大きく損傷していたが、隔壁が閉じられている様子で、中に生存者がいると思われた。
そこで、小型潜水艇「ベル」を送り出した。
潜水艇には、開発に携わったリンチ中佐を指揮官とし、部下のムニョス、ジェームソンの三人が乗りこんだ。
ロシア潜水艦に近づくと、傷は、歯形のように見えた。
潜水艇が接続し、ハッチを開け、中の三人を救出した。
三人はサメの調査に来ていると話した。
潜水艇が、サメに襲われ、飲み込まれた。
ケーブルで繋がっている駆逐艦が、引っ張られる。
このままでは沈没してしまうため、スティーパー大佐はケーブルを切断した。
いわゆるB級映画である。
サメの恐ろしさが伝わってこない。
全体に、小学校の学芸会みたいな感じだ。