日本のアニメーション映画である。
宇宙世紀0079年12月24日。
第603技術試験隊オリバー・マイ技術中尉は、駆逐モビルポッド「オッゴ」の実戦試験を命じられた。
12月28日。
試験支援艦ヨーツンヘイムに、一機のモビルスーツが着艦した。
ヘルベルト・フォン・カスペン大佐が、赴任したのだった。
連邦軍が、ジオン軍の宇宙要塞「ア・バオア・クー」に侵攻していた。
ヨーツンヘイムは、ジオン艦隊の一員として、戦場に赴くことになった。
「オッゴ」のパイロットたちが、着任した。
彼らは皆、実践経験の無い少年兵だった。
その中に、モニク・キャデラック特務大尉の弟、エルヴィン・キャデラック曹長がいた。
エルヴィンは少年兵のリーダー的存在で、上官に対して、はっきりものを言う。
ヨーツンヘイムが向かう戦場は、月の裏側だ。
敵が月を周回してくるのを、迎え撃つ作戦である。
カスペン大佐は、僅か3機のオッゴを出撃させた。
そのうちの一機に、エルヴィンが搭乗していた。
悲しい物語である。