市川雷蔵主演、日本の映画である。
江戸城大奥では、将軍の子を身籠った側室・お千加と環の両陣営が対立していた。
大奥総取締役の錦小路は環を擁護していて、お千加を蹴落とそうと画策していた。
彼女は、大目付の板倉将監と組んで、キリシタンの川口周馬に話を持ちかけた。
それは、川口の仲間のキリシタン五十八人をルソンに逃がしてやる代わりに、お千加側の人間を殺せ、というものだった。
川口は、幕府の要人を殺した後、「断 眠狂四郎」と書いた紙を残した。
また、お千加側の女を犯して「眠狂四郎これを犯す」と、体に刻んだ。
街には、眠狂四郎が血と女に狂ったとの噂が流れたが、当の本人は気にしていない。
茶屋の女将・お菊と情事を楽しんでいる。
ある日の夜、狂四郎は墓参りに来た川口の妹・小夜に、兄と間違えられた。
つまらない演出が、主人公の邪魔をしている。