スティーブン・スピルバーグ監督、アメリカの映画である。
コロラド州で森林火災が続いていた。
消防飛行隊のピート・サンディッチは、無謀な操縦をするが、腕は一流だった。
管制官である恋人のドリンダ・ダーストンは、いつも気を揉んでいた。
その日、帰還途中で燃料が切れた。
彼は、グライダーのように上手く着陸させた。
バーでピートはドリンダの機嫌を取り、誕生日のプレゼントを贈った。
ところが、日にちを間違えていることもあり、ドリンダは受け取らない。
押し付けあっているうちに箱を飛ばすと、蓋が外れた。
中には、ドレスが入っていた。
それを見たドリンダは、喜んで着替えた。
彼女が着替えに行っている間に、ピートは親友のアル・ヤッキーから、消防飛行士養成学校の指導者になるように勧められた。
現役でいたい彼は、断った。
仲直りした二人は、ダンスをした。
その夜、ピートを心配するドリンダは、彼に指導者になることを勧め、喧嘩になった。
結局、ピートが折れて、二人で赴任することを決めた。
管制塔から電話があり、非番ではあったが、ピートは出動することになった。
先行しているアルのエンジンに火がついた。
ピートは急降下して、消化剤を撒き、火を消した。
ところが、今度はピートのエンジンに火がついて、爆発した。
ピートは死んだ。
目が覚めたピートは、ハップという天使から、死んだことを聞かされ、今後は守護霊として消防飛行士を助けるよう言われた。
ピートは、飛行士養成所に行った。
暖かく、そして切ない気持ちになる作品だ。
秀作である。
天使役は、オードリー・ヘプバーンだ。