福山雅治主演、日本の映画である。
高校の数学教師である石上哲哉は、毎朝、弁当屋「みさと」で弁当を買って出勤している。
「みさと」の店主である花岡靖子は、石上のアパートの隣の部屋で、娘・美里と二人で暮らしている。
靖子はホステスをしてお金を貯め、弁当屋を開いたのだった。
ある日、別れた亭主である冨樫慎二が、二人の居場所を突き止めて、やってきた。
ズカズカと上がり込んだ彼は、再就職をしたからよりを戻そうという。
靖子が断り、言い争いになった。
冨樫は、血の繋がっていない美里に手を出そうとした。
そして、三人で争っているうちに、二人して冨樫を殺してしまった。
隣の部屋で争っているのを聞いていた石上が、静かになってから靖子の部屋に来た。
靖子の制止を振り切って中に入った石上は、冨樫の死体を見て動揺したが、二人のために隠蔽する提案をした。
公園で、男性の全裸死体が発見された。
顔を潰され、指紋が焼かれていた。
しかし、程なくして死体の身元が冨樫慎二だと判明した。
警察の捜査によって、元妻の花岡靖子が容疑者として浮上した。
草薙俊平刑事は、部下の内海薫を伴って、靖子を訪ね事情を聞いた。
靖子にも美里にも、アリバイがあった。
草薙と内海は、草薙の友人である帝都大学理工学部准教授、湯川学を訪ねて、捜査の協力を申し出た。
その時、石上は湯川の大学時代の友人だと分かった。
湯川は、石上を訪ねた。
観る者を、上手くミスリードしている。