アメリカの映画である。
ワイオミング州のインディアン居留地「ウインド・リバー」 は、冬にはマイナス30℃にもなる僻地だ。
野生生物局のコリーは、家畜を野生動物から守るハンターをしている。
ある日、コリーは雪の中に続く足跡を見付けた。
そして、少女の死体を見付けた。
それは、コリーの娘エミリーの親友ナタリーだった。
コリーは、インディアン部族警察署署長ベンに通報し、FBIに捜査を依頼した。
派遣されてきたのは、新人の女性捜査官ジェーン1人だけだった。
検死の結果、ナタリーの死因は極寒の中で走ったための肺出血による窒息だった。
これでは、殺人での捜査ができず、FBIから操作員の増援を求められない。
ジェーンは、土地に詳しいコリーに、協力を頼んだ。
ナタリーには、レイプされた形跡があった。
裸足で逃げ出し、雪の中を何キロも走った上で、倒れたのだった。
コリーは、ナタリーの父親マーティンを訪ねた。
マーティンはコリーの友人であり、コリーも、また、娘を亡くしている。
マーティンの気持ちが分かるコリーは、犯人を見付け次第、仇を討つことを約束した。
「俺は、ハンターだ」 と。
捜査を続ける中、コリーはナタリーの恋人マットの死体を発見した。
署長のベンは保安官の応援を得て、ジェーンと共に、マットが勤めていた掘削所に向かった。
物語は、静かに進行する。
ミステリーなのに、真犯人がなかなか登場しないのは、ずるいかもしれない。
こういうのも、有りなのか。