アメリカの映画である。
ハンニバル・レクターを扱ったもので、「羊たちの沈黙」の前段階を描いている。
1980年、ボルチモア。
FBI捜査官ウィル・グレアムは、心理学者ハンニバル・レクターの協力を得ながら、様々な事件を解決していた。
そんな中で、死体の一部が切り取られる事件が続いた。
この事件を分析するやり取りの中で、グレアムはレクターが犯人だと見破った。
格闘の末レクターは逮捕されたが、グレアムも重傷を負って入院する。
退院後、彼はFBIを退職してフロリダへ行き、妻と息子の三人で平穏に暮らしていた。
そんな折、連続一家惨殺事件が起き、元上司のジャック・クロフォードがグレアムを訪ねてきた。
グレアムは復帰し、収監されているレクターの協力を仰ぎながら捜査を始める。
脚本家は、かなり頭の良い人間なのだろう。
緻密に計算し尽くされたプロットだ。
また、この作品は、惨殺シーンが凄まじい。
子供に見せると、トラウマになる可能性がある。
休日前の夜遅く、ゆっくり観たい作品だ。
ラストまで断続的な緊張感があり、観終わった後は、心地よい疲労感が味わえる。