ドイツの映画である。
ユーロポール ( 欧州刑事警察機構 ) のハンネ・リンドベルク捜査官のもとに、青年が出頭してきた。
ハンネはサイバー犯罪の捜査責任者であったが、現在は停職中である。
青年はベンヤミン・エンゲルといい、ハンネに「あなただけに話す」として、自供を始めた。
ベンヤミンは、幼い頃に父が家を出て行き、母は彼が8歳の時に自殺した。
その後、彼は祖母に育てられた。
大人しく目立たない彼は、14歳の時にコンピューターと出会い、ハッキングの世界に入った。
高校卒業後にピザの宅配をしていた彼は、初恋の女性マリと再会した。
大学生になっていたマリは、彼のことなど覚えていない。
彼女は、冗談のつもりで「試験問題を盗んでちょうだい」と、彼に言った。
ベンヤミンは、初恋の人の頼みということで大学に侵入して、警備員に捕まった。
初犯だったので刑は軽く、奉仕作業を命じられた彼は、作業中にマックスという男に声をかけられた。
マックスは、彼を仲間のパーティーに招待した。
出かけていったベンヤミンは、別室に連れて行かれた。
そこに、2人の男性、シュテファンとパウルがいた。
コンピューターのマシン語が使えることを証明したベンヤミンは、彼らの仲間に入った。
4人によるハッキングの悪戯が始まった。
理屈っぽくて退屈な作品だ。