イギリスの映画である。
ゲーム会社「サイバツ・コープ」が、新製品の体験版の招待状を、特定の者達に宛てて送付した。
相手は、オンラインゲームの成績などを考慮して選ばれた8人だ。
男6人、女2人が、ビルの25階にある部屋に集められた。
カール・アンダーソンも、優勝賞金10万ドルに魅かれてやってきた。
端末に個人情報を入力した後、8人はボディスーツに着替えた。
そして体をスキャンされ、ヘルメットとプロテクターを装着した。
ヘルメットのシールドを下ろすと、荒廃したビル内の映像が現れた。
バーチャルリアリティのゲームだ。
バーチャル空間に軍曹が現れて、ゲームの説明をした。
ミッションは、ビル内に潜入したテロリストを倒しながら1階へ辿り着く、というものだ。
防弾チョッキは1回の被弾で消滅する。
2回目に撃たれた時はメディパックを使って回復できるが、メディパックの数に限りがある。
8人は、拳銃の試射をした。
ミッションが始まった。
元軍人のアンドレが、みんなをリードした。
敵と撃ち合い、25階をクリアした。
24階でカールが2度撃たれた。
彼は出血し、のたうちまわった。
シールドをあげて現実の世界に戻ると、傷はない。
しかし、痛みは本物のような強さだ。
カールは、アンドレのメディパックで回復した。
この作品は、シールドを上げると現実に戻り、下げるとバーチャルの世界に入るという、二つの場面を観せているところがいい。