韓国の映画である。
大学の非常勤講師であるユンジャは、2歳年上の妻ウンシルに養ってもらっている。
そのため、彼は妻に頭が上がらず、召使いのように虐げられていた。
妻を見返してやりたいのだが、教授の職を得るには多額の賄賂が必要だった。
彼が住んでいる団地では、犬の鳴き声がうるさい。
ユンジャのストレスは、溜まる一方だ。
ある日、同僚の一人が、教授に賄賂を贈った。
酒が飲めない同僚は、教授に勧められるまま多量の酒を飲み、帰り道、電車に撥ねられて死んだ。
その結果ポストが一つ空いたのだが、ユンジャには賄賂にする金がなかった。
ユンジャは、隣のドアの前に犬がいるのを見つけて、捕まえた。
そして、屋上から落とそうとしたのだが、おばあさんが来て、落とせなかった。
彼は、その犬を、地下室にあった古い箪笥に閉じ込めた。
管理事務所で働いているヒュンナムは、退屈な日常に飽きていた。
そこに小学生の女の子が来て、犬を探すチラシを貼るというので、許可のハンコを押してやった。
ユンジャは、貼られているチラシを見た。
そこには、「声帯を手術しているので吠えない」と書かれていた。
彼は、慌てて地下室に行ったが、既に犬は警備員に殺され、鍋にされるところだった。
後日、彼はおばあさんが連れていた吠える犬を捕まえ、屋上から投げた。
それをたまたまヒュンナムが目撃していて、彼を追いかけたが、取り逃した。
妻が、犬を買ってきた。
この作品は、コメディなのだろうけれど、笑えない。