captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ルーパー

アメリカのSF映画である。

 

2044年アメリカ・カンザス州。

 

30年後の2074年にはタイムマシーンが実現していたが、禁じられていた。

 

未来の犯罪組織は、殺したい人間をタイムマシーンで30年前に送り込み、そこで「ルーパー」と呼ばれる者達に射殺させていた。

 

主人公ジョーは、若いルーパーだ。

 

指定された時間に、指定された場所へ行き、転送されてきた標的を射殺する。

 

出現した瞬間に、射殺するのだ。

 

標的は縛られ、頭に袋をかぶせられている。

 

標的の背中には銀の延べ板が背負わされていて、それが報酬だ。

 

ある日を境に、ループが閉じられ始めた。

 

ルーパー達に送り込まれてくるのは、30年後の自分である。

 

背中には、金の延べ板が背負わされていて、ルーパー達は、残り30年を優雅に暮らすのだ。

 

最初から、そういう契約だった。

 

ジョーの元にも、未来の自分が転送されてきた。

 

ところが、袋を被っておらず、縛られてもいなかった。

 

彼は、背中の金塊を盾にして銃弾を弾き、ジョーを殴り倒して逃走した。

 

未来のジョーは、転送される直前に妻を殺され、家を焼かれていた。

 

犯罪組織のボス、レインメーカーさえいなければ、妻は無事だったのだ。

 

そこで彼は、彼を捕まえた奴らを殺し、タイムマシーンに乗って自ら30年前の世界にレインメーカーを殺しに来たのだった。

 

ジョーは、未来の自分を殺さないと、組織に殺される。

 

行きつけのダイナーで、未来の自分と会う。

 

タイムパラドックスは、ややこしい。

 

未来のジョーが、今のジョーに出会うことで未来が変わる。

 

そのせいで、未来のジョーが持っている妻の記憶が曖昧になる。

 

台詞で言っているのだが、理屈っぽい。

 

パラドックスなど考えずに、ただ、アクションを楽しめばいいだろう。

 

未来のジョーを、ブルース・ウィリスが演じている。

 

アクションシーンだけ、格好いい。