ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン主演、アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカの映画である。
第二次大戦直後、マイアミの裁判所。
アリシア・ヒューバーマンは、ドイツ出身の父親がスパイとして有罪判決を受けるのを聞いていた。
その夜、アリシアは気晴らしのために開いたパーティーで、デヴリンと言う男と知り合ってドライブに出掛けた。
スピードを出し過ぎて警官に止められたことが切っ掛けで、デブリンがFBIだとばれた。
デブリンは、ブラジルに逃げたナチスの動向を探るために、アリシアに近づいたのだ。
彼は、アリシアの愛国心を利用して、ブラジルでスパイ活動をさせるつもりだった。
話を聞いたアリシアは、同意した。
そして、二人でリオデジャネイロに飛んだ。
ホテルに着いた頃には、二人は、すっかり恋に落ちていた。
ブラジルには、アリシアの父の友人で、ナチスと繋がっているセバスチャンがいる。
セバスチャンは、かつてアリシアに惚れていた。
アリシアとデヴリンは、乗馬を利用して偶然を装い、セバスチャンに接触した。
セバスチャンは、アリシアに心が残っていた。
二人の交際が始まり、セバスチャンはアリシアに求婚した。
FBIは、アリシアが結婚して潜入捜査を続けることを、決定した。
スパイ映画であるが、派手な格闘シーンは無い。
スパイが大活躍する映画ではないからだ。
その分、じんわりとしたスリルがある。