ジョージ・クルーニー監督、脚本、制作、主演、アメリカの映画である。
ナチスドイツは、占領した国の美術品を多数押収し、持ち出していた。
また、爆撃によって、多くの歴史的建造物が破壊されていた。
ハーバード大学付属美術館館長フランク・ストークスは、ナチスから貴重な文化財を取り返すことを大統領に進言した。
そして、美術品に造詣の深い6人をスカウトし、「モニュメンツ・メン」 を結成する。
彼らはイギリスに飛び、初歩の軍事訓練を受けた。
ドイツ占領下のパリでは、美術品が、次々にナチスに奪われていた。
ドイツに総統美術館を建設し、そこに飾るのだ。
フランス人女性クレール・シモーヌは、ドイツ兵シュタールの秘書として美術館で働いていた。
ある日、彼女の弟が美術品運搬中のドイツのトラックを襲撃し、射殺された。
クレールにも、レジスタンスの疑いがかかる。
しかし、逮捕される前に、シュタールは美術館の絵を全て列車で運び出し、出て行った。
フランスに上陸したモニュメンツ・メンは、盗まれた美術品が保管されているであろう場所を、手分けして当たっていった。
その最中、メンバーの1人がドイツ兵と撃ち合い、命を落とす。
ソ連も、賠償の品として、ナチスが盗んだ美術品を横取りしていた。
また、ヒトラーが死亡したら盗んだ美術品を全て破壊せよとの命令が、ナチスに出ていた。
モニュメンツ・メンは、一刻も早く美術品を見つけ出して回収しなければならない。
残された時間は、僅かだ。
物語が進むにつれて、緊張度が高まっていく。
最後は、ハラハラドキドキさせられる。
このようなスリルを求めて、皆、映画館に足を運ぶのだ。
映画制作を目指している人にとって、参考になるだろう。