瑛太主演、日本の時代劇である。
佐之助は、奥村という男から脅しを請け負って金を稼いでいる、ヤクザものだ。
その日も一稼ぎして、馴染みの店で酒を呑む。
この店には、脱藩して江戸で浪人をしている伊黒清十郎、前科者の老人・弥十、若旦那の仙太郎らが、各々、酒を呑んでいる。
そこに上品な老人・伊兵衛が入ってきて、佐之助に話しかけた。
押し込み強盗を手伝えば百両出すという。
佐之助は、相手にしなかった。
伊兵衛は、他の三人にも、それぞれ話を持ちかけた。
それぞれが、事情があって金を必要としていた。
女と住むようになった佐之助は、奥村のところに仕事をもらいに行った。
そこで、殺しを頼まれる。
佐之助は、それを拒んだ。
そして、伊兵衛の話に乗る。
押し込み先は、繰綿問屋の近江屋である。
そこには、組合で集金した七百両があった。
彼らは、日が暮れてすぐの「逢魔の時」 に、押し込む計画だ。
伊兵衛は、役人にマークされていて、常に岡っ引きに尾行されていた。
彼はそれに気付いていている。
そして二日後、計画が実行された。
ハリウッド映画に比べると、サスペンスが少ない。
ハラハラドキドキしないで、物語が流れていく。
だから、心に残らない。