captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

花よりもなほ

岡田准一主演、日本の時代劇映画である。

 

元禄十五年。

 

浅野内匠頭吉良上野介に斬りかかった事件の翌年、世間は、赤穂の侍が主君の仇を討つかどうかで、盛り上がっている。

 

貧乏長屋に、信州から来た武士の青木宗左衛門が住み始めて、二年が経った。

 

青木の目的は、父の仇である金沢十兵衛を見つけ出し、仇討ちを果たすことだ。

 

仇討ちを果たすと、百両の報奨金がもらえることになっていた。

 

彼は、長屋生活にもすっかり馴染み、みんなから宗左と呼ばれている。

 

向かいには、美しい未亡人おさえが、八歳になる息子の進之助と暮らしている。

 

宗左はおさえに気があり、そのことは長屋の連中にバレている。

 

実家からの送金も乏しくなり、宗左は寺子屋を開いて、文字と算盤を教え始めた。

 

宗左は、剣術の腕はからきしだめだった。

 

なりゆきで素人相手に勝負して、叩きのめされた。

 

夏になると、赤穂浪士が数人、身分を隠して長屋に住み着いた。

 

彼らは、いつまでも仇討ちを果たさない宗左を、吉良の間者ではないかと疑い、寺坂吉右衛門に探らせた。

 

宗左は、仇の金沢十兵衛を見つけた。

 

十兵衛は武士をやめて、妻と子の三人で、穏やかに暮らしていた。

 

その様子を覗き見たことと、おさえの一言から、宗左は仇討ちに疑問を持つようになった。

 

 

この作品は、主人公が岡田准一ということで、キレッキレの闘いが見られると思ったが、戦闘シーンは無い。

 

芸人も多数出演している、軽いコメディだ。