イギリス・アメリカ合作の映画である。
18歳のセシルは、1年前の出来事を回想する。
17歳の夏。
数年前に母は他界していて、セシルは事業家の父と二人で暮らしていた。
父は女性に良くもてて、しょっちゅう違う女性と付き合っていた。
その夏、セシルは、父と当時の恋人エルザの3人で、南仏にある別荘に出掛けた。
セシルは、現地でフィリップという青年と出逢い、恋に落ちる。
ある日、母の親友だったアンヌが訪ねてきた。
アンヌは、知性的な女性だ。
父は、次第にアンヌに惹かれていく。
そしてついに、結婚することを決めてしまった。
母親気取りで何かと指図されて、セシルは不満を募らせる。
フィリップとの交際を禁じられて、怒りは頂点に達した。
セシルは、2人を別れさせるために、エルザに父を誘惑してもらう。
その誘惑は、成功した。
小さな物語だ。
しかし、観終わった後、心に引っかかるものがある。