アメリカ・イギリス・ドイツ・スペイン合作の映画である。
1184年、フランス。
騎士ゴッドフリーは、十字軍に参加する者を募りながら、とある村にやってきた。
ゴッドフリーは、鍛冶屋のバリアンを訪ねた。
バリアンは、息子と妻を立て続けに亡くしていた。
しかも妻は、息子が死んだことを苦にして自殺したのだった。
キリスト教では自殺は罪であり、妻は地獄の業火に苛まれていると、彼は信じてた。
バリアンは、ゴッドフリーが村の女に生ませた実の息子だった。
そのことを話し、「キングダム・オブ・ヘブンを作るのが夢だ。」 と、バリアンを十字軍に誘い入れた。
エルサレムへの旅をしながら、バリアンはゴッドフリーから戦い方を学んだ。
ある日、ゴッドフリーの領地を狙う彼の兄が、刺客を送り込んできた。
一団の大勢が殺され、ゴッドフリーも重傷を負う。
彼は、自分の領地と騎士としての地位をバリアンに授けたあと、亡くなってしまう。
その後バリアンは、苦労してエルサレムに到着した。
そこでは、イスラム教徒と仲良くやっていこうという穏健派と、徹底抗戦を望む過激派が対立していた。
バリアンは、ゴッドフリーの親友ティベリウスに出会い、王宮に連れて行かれた。
彼は、美しい王女シビラと出会う。
バリアンは、穏健派とともに、国の発展のために働いた。
そして、シビラと愛し合うようになる。
しかし、過激派のギー達がイスラム商隊を襲撃し、キリスト教とイスラム教の全面戦争になってしまった。
見応えのある作品だ。
ゴッドフリー役のリーアム・ニーソンが、格好いい。