アガサ・クリスティー原作、アメリカの映画である。
ニュージャージ州の大富豪、エルマー・ボイントンが亡くなった。
後妻のエミリーは、彼の顧問弁護士から、遺言状に「遺産は全てエミリーに譲る」と書いてあったことを聞き出していた。
ところが、亡くなる直前にエルマーは、二つ目の遺言状を書いていた。
そこには、「財産は、家族で平等に分ける」と書いてあった。
それを知ったエミリーは、顧問弁護士を脅迫して、二つ目の遺言状を燃やさせた。
エミリーは、部屋に前妻の子供三人と、自分の娘、そして前妻の息子の妻を呼び、第1番目の遺言状を読み上げた。
二つ目の遺言状を知っていたみんなは、ショックを受ける。
エミリーは、子供達を連れてヨーロッパ旅行に出発した。
エルサレムに到着。
同じ船で、名探偵ポアロも来ていた。
そして、事件が起きる。
エミリーが、椅子に座ったまま死んでいたのだ。
手首には、針で刺した痕があった。
原作は「死との約束」である。
場面展開が少なく、あまり予算をかけてないなあと感じてしまう作品だ。
原作を読んだ人は、物足りないだろう。
先にこちらを観た人は、本を読むといい。