アメリカのアニメーション映画である。
スペースレンジャーのバズ・ライトイヤーは、調査船に乗って宇宙を探索していた。
帰還の途中、生命反応がある星を発見して、着陸した。
下船したバズは、相棒のアリーシャ・ホーソーン、新人フェザリンガムスタンを伴って探検を始めた。
ところが、凶暴な生物に襲われ、慌てて乗船し、出発した。
宇宙船は、崖にぶつかって破損、不時着した。
その際、星間飛行に必要なハイパークリスタルが壊れてしまった。
バズたちは、1200人の乗組員たちと共に、この星で暮らすことになった。
彼らは、この星の豊富な資源を活用して基地を作り、ハイパークリスタルも作り直した。
バズは、小型宇宙船に完成したばかりのハイパークリスタルを搭載して、試験飛行に出発した。
宇宙船は加速したが、ハイパー航法には至らず、4分間余りの飛行の末、基地に戻った。
ウラシマ効果によって、基地では4年半の歳月が経っていた。
基地は見違えるほど発展し、アリーシャは司令官になっていた。
彼女は、結婚していた。
バズは、乗組員を故郷に帰すことが任務だとして、実験を繰り返した。
心を癒す猫型ロボット「ソックス」に励まされた彼は、何度失敗しても実験を繰り返した。
その度に、知り合いたちとの年齢差が開いていく。
何度目かの挑戦から帰還した時、アリーシャの姿はなかった。
亡くなったアリーシャは、バズにビデオメッセージを残していた。
新しく司令官になったカル・バーンサイド中佐は、この星に定住することに決まったと、バズに告げた。
いつしか62年の歳月が過ぎていた。
その間に、ソックスはハイパークリスタルの問題を解決していた。
この作品は、「トイ・ストーリー」シリーズに出てくる玩具「バズ・ライトイヤー」のモデルとなった架空のスペースレンジャー、バズ・ライトイヤーの物語である。
ストーリは、よく練られている。
ただ、ど素人の吹き替えが、あまりにも下手で、耐え難い。
プロの声優が脇役の吹き替えをしているので、ギャップが大き過ぎて、腹立たしいくらいだ。
「トイ・ストーリー」でバズ人形の吹き替えをしていた所ジョージさんの方が、ずっといいし、違和感なく受け入れられただろう。