古谷一行主演、日本の映画である。
金田一耕助の元に、小包が届いた。
差出人は、京都の鮎沢慎一郎という人で、耕助に面識はなかった。
中には、彼の娘・京子の結婚式の招待状と、不気味な花嫁人形が入っていた。
式場に着いて着替えを済ませた耕助は、靴下を忘れてきて困った。
そこに、慎一郎が来たので挨拶すると、招待した覚えはないという。
耕助は招待状と人形を見せた。
すると、新郎の鷲尾正三が、自分のところにも来たと言って、同じ花嫁人形を取り出した。
結局、いたずらだということになり、耕助は普段着に着替え帰り支度を始めた。
その時、式場から悲鳴が聞こえてきた。
耕助が駆けつけると、ちょうど花嫁の真上の天井から、血が滴り落ちていた。
書生の栗田が天井裏に上がると、頭を包帯でぐるぐる巻にした男の死体があった。
日和警部がやってきて、慎一郎に事情を聞いた。
慎一郎は、死体を緒方大助だと断定した。
緒方は書生だったが、京子と恋仲になって破門された。
その後、緒方は何度も脅迫状を送ってきていたという。
死体は、顔と指紋が焼かれていた。
緒方の妹・八重子の証言から、盲腸の後や手首の痣が無いことから、死体は兄の大助ではないことがわかった。
この作品は、テレビ版「名探偵・金田一耕助シリーズ」第二作目である。
古谷一行が、若くて動きが軽い。