captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

本陣殺人事件 ( 1983 )

古谷一行主演、日本の映画である。

 

戦後間もない頃、駆け出しの私立探偵・金田一耕助は、恩人である久保銀造に呼ばれて岡山にやってきた。

 

銀蔵の姪・克子が嫁ぐため、結婚式に呼ばれたのだ。

 

親を亡くした克子は、銀蔵にとって娘同然だった。

 

嫁ぎ先は、旧家の一柳家だ。

 

江戸時代には、宿場の本陣であった名家である。

 

克子は、一柳家の長男賢藏と祝言をあげた。

 

柳家には、先代の未亡人・糸子、三男の三郎、次女の鈴子が暮らしている。

 

結婚式は滞りなく進行し、鈴子が琴を披露した後、お開きとなった。

 

招待されていた金田一と銀造は、一柳家に宿泊した。

 

深夜。

 

離れの方から悲鳴が聞こえてきた。

 

金田一たちは、離れに急いだ。

 

庭に、日本刀が突き刺さっていた。

 

離れは、入り口も雨戸も閉まっていて、中に入ることができない。

 

三郎が鉈を持ってきて、雨戸を破った。

 

賢蔵と克子が血まみれになって死んでおり、壁には三本指の血痕があった。

 

出入りできるところは全て閉まっていて、完全な密室だった。

 

 

この作品は、早々に犯人の目星がつく。

 

古谷一行が、若い。