古谷一行主演、日本のテレビ映画である。
お化け屋敷で闇ブローカーが、首吊り死体で見つかった。
等々力警部は、お化け屋敷の雑用係が怪しいと睨んで、逮捕した。
私立探偵の金田一耕助は、ちょうど、お化け屋敷に近い学者の家で留守番を任されていた。
警察の家宅捜査により、雑用係の家から、死んだ男のライターが見つかった。
夜、金田一は亀井加奈子という女性から、夜道が怖いので送って欲しいと頼まれた。
そこに、軍服姿でサングラスにマスクという出立ちの、義足の男が近づいてきた。
加奈子は金田一に縋り付いて、顔を伏せた。
男は二人の横を通り過ぎていった。
金田一は、加奈子を自宅まで送り届けると、夫を紹介された。
別の日の夜。
加奈子が金田一を訪ねてきた。
夫が出掛けている夜、一人でいるのが怖いと言う。
彼女によると、義足の男は亀井淳吉といい、戸籍上の夫だ。
出征の前日に結婚式を挙げ、一日だけの夫婦だった。
夫として紹介したのは賀川達也といい、疎開中に世話になった。
彼にも妻子がいる。
彼女は、最近、淳吉と再会して、復縁を迫られていると言う。
この作品は、途中で犯人の目星がつく。
「ああ、やっぱり」という感じで、面白みが少ない。