市川雷蔵主演、日本の映画である。
帝の寵愛を一心に受けている桐壺は、低い身分の出身だった。
弘徽殿の女御をはじめ、帝に通ってもらえない後宮の女たちは、嫉妬から桐壺をいじめていた。
身籠った桐壺は、実家に戻って男の子を産み、まもなく亡くなった。
その子は、光と名付けられた。
帝から源氏の姓を賜ったが、母親のようにいじめられないよう、臣下の身分となった。
成長した光源氏は、多くの女性から憧れる美貌の持ち主だ。
母はとても美しい人だったと聞かされていた光源氏は、母に対する思慕が強かった。
帝の御子であることから、光源氏は左大臣の娘・葵の上を正妻に迎えることが決まった。
その頃、帝は桐壺にそっくりな女性である藤壺を迎えていた。
そうとは知らない光源氏は、宮中で遠目に藤壺の姿を見て、心が騒いだ。
この作品は、1961年制作である。
時代ゆえか、過激なシーンは無い。