勝新太郎主演、日本の映画である。
座頭市は、下仁田の神社で行われている相撲に参加し、5人抜きを達成して賞金をせしめた。
河原に腰掛けて酒を飲んでいる座頭市に、一人の浪人が斬りかかってきた。
制止も聞かず掛かってくるので、彼はやむなく浪人を斬った。
浪人・喜助は、座頭市の首に十両の賞金がかかっていることと、母親の名前を告げて息絶えた。
座頭市は喜助の母を訪ね、ことの経緯を説明して老母に十両を手渡した。
そして、喜助の埋葬に立ち会った。
立ち去ろうとする座頭市を、大勢が取り囲んだ。
矢切の東九郎という貸元と、その手下たちだ。
東九郎は兄弟分の敵討ちのために、座頭市の首に賞金をかけていたのだった。
その場を話術で切り抜けた座頭市は、小幡屋という旅籠で、握り飯を食べた。
この作品は、前半は理屈っぽくてややこしい。
後半、大勢と闘う座頭市の殺陣は素晴らしい。