1992年、コロンビアの首都ボゴタ。
9歳のカトレアは、両親と幸せに暮らしていた。
父ファビオは、マフィアのボス、ドン・ルイスの元で働いていたが、足を洗うことにした。
しかし、ルイスはそれを許すはずもなく、ファビオ一家を殺すために、手下を送った。
家を取り囲まれたため、ファビオはカトレアに小さなチップとメモを渡し、妻と共に応戦した。
カトレアはその場から逃げ出して、父の指示通り、アメリカ大使館に保護された。
彼女が持っていたチップには、マフィアの情報が入っていた。
アメリカに移送されパスポートを手にしたカトレアは、監視官のもとを逃れて、シカゴにいる叔父のエミリオ・レストレポを訪ねた。
エミリオ夫妻は、暖かく彼女を迎え入れた。
エミリオは裏稼業の人間であり、一人息子を殺されていた。
彼は、殺し屋になりたいというカトレアを説得して、彼女を学校に通わせた。
15年後。
カトレアは、飲酒運転でパトカーに衝突して逮捕された。
泥酔していたため、そのまま牢屋に入れられた。
その日、コロンビアの犯罪者リッツォが、同じ警察署に移送されてきた。
泥酔のふりをしていたカトレアが起き出して、行動を開始した。
この作品は、最初から引き込まれる。
9歳のカトレアが、小学校の制服姿で、パルクールのようにボゴタの街を逃げていくシーンは、迫力がある。
主人公が、何度もギリギリのところに追い込まれて、飽きさせない。
ツッコミどころはいくつかあるが、気にしないで、アクションを楽しもう。