勝新太郎主演、日本の映画である。
命を狙う2人を斬った座頭市は、とある宿場町に立ち寄った。
そこは、彼がかつて按摩を習ったところだ。
座頭市が屋台で飲んでいると、店主は、昔なじみだった。
店主によると、座頭市の按摩の師匠・彦の市が斬り殺され、娘・お小夜は女郎をさせられているという。
座頭市は、早速、その女郎屋を訪ねたが、お小夜には会えなかった。
座頭市は、お鶴という娘から、父親の按摩を頼まれた。
按摩をしながら座頭市は、情報を聞き出す。
賭博で勝ち続けている座頭市の前に、賽振りの名手・いたちの伝六が現われた。
彼は、按摩をした客だ。
伝六は、賭の相手・門倉に言われたままイカサマをするが、座頭市に見破られてしまう。
負けた門倉は去り、座頭市は百両を手に入れた。
帰り道、賭場の男達が、座頭市に襲いかかる。
座頭市は、あっさり片付けた。
「平時」 と「有事」 のバランスがとれていて、退屈しない。
優しく丁寧な言葉遣いと、圧倒的な強さのギャップが魅力的だ。
一世を風靡しただけのことは、ある。