西田敏行主演、日本の映画である。
昭和22年、銀座の宝石店で店員が毒殺され、宝石が盗まれた。
目撃された犯人に似ているとして、元子爵の椿英輔が、容疑者として取り調べを受けた。
彼にはアリバイがあり、釈放された。
その後彼は、娘の美禰子に遺書を残し失踪。
遺書の最後に「悪魔が来たりて笛を吹く」とあった。
2ヶ月後、彼は自殺体で発見された。
彼の妻・秌 ( あき ) 子をはじめ、生きている彼を見た人が続出した。
そこで秌子は英輔の生死を占う儀式を行うことにした。
探偵の金田一耕助が、美禰子に呼ばれて、儀式に立ち会った。
儀式「砂占い」には、椿の一族が参加した。
砂占いの最中に停電が起きた。
電気がつくと、英輔が作曲した「悪魔が来たりて笛を吹く」が聞こえてきた。
調べると、レコードプレーヤーに細工がしてあった。
砂占いで現れて模様を見て顔を曇らせる者があった。
翌朝、一緒に住んでいる秌子の伯父・玉虫公丸が殺されているのが見つかった。
退屈な作品である。
テレビシリーズで古谷一行が演じる金田一耕助の印象が強く、西田敏行では違和感があり、物語に入り込めなかった。