本宮泰風主演、日本の映画である。
東北の騒動が落ち着き、侠和会の若頭氷室蓮司は、新体制を発表した。
侠和会が日本を統一することで、無益な闘いをなくすことができるというのが、氷室の信念だ。
氷室は、侠和会傘下になった地域を九つのブロックに分け、ブロック長を置いた。
会議において、氷室がテキパキと指示を出している間、会長の川谷雄一は、心ここに在らずだ。
川谷は、舎弟頭の馬場伊佐夫から高級腕時計を借りて、そそくさと出て行った。
若頭補佐の木島一茂は、格下の渋谷誠吾が兵庫ブロック長に就いたことが気に入らない。
木島と渋谷は、一触即発の状態になった。
大阪ブロック長に就任した田村悠人は、早速、自らが率いる川谷組の拠点を大阪に移した。
田村の事務所に、大阪府警の刑事、真田が乗り込んできた。
田村は、子分の大成虎雄に真田を調べさせることにした。
大成は、懇意にしている風俗嬢ユカのことで、田村に相談を持ちかけた。
ユカの父が詐欺に引っかかり、ヤクザ絡みで1億円の取り立てを受けているという。
田村は、その件についても詳しく調べさせた。
侠和会の初代会長の息子である権田稜一が、出所した。
氷室が、彼を預かることになった。
今回は、途中でコミカルな場面があって、ほっこりする。