日本のアニメーション映画である。
地球から遠く離れたピリカ星。
ギルモア将軍が反乱を起こした。
追い詰められた大統領パピは、姉ピイナによって強引にロケットに乗せられて、宇宙に送り出された。
夏休み。
スネ夫、ジャイアン、出来杉、のび太の4人が、スネ夫の家の庭で映画「宇宙大戦争」の撮影をしていた。
のび太が転んでジオラマを壊してしまった時、ちょうど、ドラえもんがやってきた。
ドラえもんは、ポケットから撮影道具を出して、より高度な撮影が可能になった。
失敗ばかりののび太は、ゴミ捨て係にされた。
ゴミを捨てに裏庭へいったのび太は、精巧なロケットの模型が落ちているのを見つけた。
それを拾ってみんなに見せにいくが、撮影に夢中のスネ夫に「帰れ」と言われ、追い出された。
夕方、ドラえもんが帰宅すると、のび太はロケットの扉を開けようとしていた。
すると、中から「これから出て行きます」と、声が聞こえてきた。
扉が開いて、パピが出てきた。
パピは手のひらほどの大きさだ。
翻訳ゼリーを口にしていて、言葉が通じた。
パピは、ピリカ星を脱出した後、地球に不時着したのだった。
翌日、のび太に話を聞いた静香が、ドールハウスを持ってやってた。
そして、スモールライトを使ってみんなのサイズを小さくし、ドールハウスを楽しんだ。
撮影の続きをするため、ドラえもんを呼びにきたのだ。
事情を知ったスネ夫は、みんなで小さくなって、ジオラマに入って撮影することを思いついた。
早速、スネ夫の家の庭で、模型のバギーに乗っての撮影が始まった。
その時、巨大な飛行物体が現れて、いきなり攻撃をしてきた。
みんなは、バギーで道路に逃げ出した。
追いかけてきた飛行物体は、走ってきたトラックにぶつかって、そのまま山の方に消えた。
この作品は、1985年に製作されたもののリメイクである。
友情、努力、勝利の「売れる物語の三原則」をしっかり守っている。
秀作だ。