2016年。
凶悪犯罪が増え続けるシカゴ。
ポール・ガーシーは外科医として、多くの患者に対応している。
ある夜、銃撃戦で胸を撃たれた警官が運び込まれてきたが、助けられなかった。
死亡宣告をした彼は、次に犯人の手術に向かう。
ポールには、妻ルーシーと娘ジョーダンがいる。
大学進学を希望していたジョーダンは、ネットで合格発表を受けて大喜びだ。
娘がニューヨークの大学に行くので、ポールは少し寂しかった。
近くに住んでいるポールの弟フランクも、叔父としてジョーダンに深い愛情を注いでいる。
ポールの誕生日、レストランでお祝いをする予定だったが、同僚が発熱で欠勤したため、ポールは出勤した。
ルーシーとジョーダンは、自宅でポールのためにケーキを焼くことにした。
ケーキの材料を買ってきて自宅に戻ったところ、様子がおかしい。
潜んでいた覆面の3人組が銃を突きつけ、ジョーダンを人質にして、ルーシーに金庫を開けさせた。
護身術を習っていたジョーダンが、テーブルにあったナイフで男を切りつけた。
そしてルーシーも反撃したが、撃たれた。
二人は、ポールが勤める病院に運ばれた。
ルーシーは亡くなり、暴行されたジョーダンは意識不明の重体だ。
茫然自失のポールのもとに、レインズ刑事とジャクソン刑事が事情を聞きにきたが、話せることはなかった。
妻の葬儀を終え、ポールはセラピーに通ったが、心は楽にならなかった。
レインズ刑事を訪ねて警察署に行ったポールは、壁一面に貼ってある未解決事件のファィルを見た。
警察は無力だと、改めて実感した。
ある日、ポールは運び込まれた患者の落とした拳銃を手に入れた。
見応えのある作品だ。
日本も、やがてこのような状況になるかもしれない。