ドイツ、フランス、ベルギー、南アフリカ共和国、イタリア、イギリス、ルクセンブルク合作の映画である。
1968年、南アフリカ共和国。
刑務官のジェイムズ・グレゴリー軍曹は、ベロン島の刑務所に赴任した。
ここには、国家反逆罪で終身刑を受けたネルソン・マンデラが、収監されている。
ジェイムズは黒人が話すコーサ語ができたので、マンデラらの監視役として抜擢されたのだった。
赴任直後に大佐の家に招かれたジェイムズは、国家公安局のピーター・ジョーダン少佐を紹介され、職務の説明を受けた。
検問部に配属され、マンデラらを監視する役と知って、妻のグロリアは喜んだ。
昇進が近いと思ったからだ。
マンデラには死刑が相応しいと思っているジェイムズは、黒人たちに厳しく接した。
ある日、マンデラの妻ウイニーが面会に来た。
ジェイムズは、英語の使用しか許さなかった。
ところが、途中でコーサ語に変わったので、彼は面会を打ち切った。
マンデラは、今後の活動についてコーサ後で指示したのだった。
ジェイムズは、話の内容を報告した。
しばらくして、ウイニーが逮捕された。
ジェイムズは、その新聞記事を切り取って、マンデラの部屋に置いた。
この作品は、実話に基づいている。
多くが学べる映画だ。