モーガン・フリーマン主演、アメリカ、南アフリカ合作の映画である。
アパルトヘイト ( 人種隔離政策 ) が続く南アフリカ共和国。
ある学校のグラウンドは、道路とフェンスで二つに分かれていた。
整備された芝生のグラウンドでは、白人の子供達がラグビーの練習をしている。
未整備のグラウンドでは、黒人の子供達がサッカーをしていた。
そこに、警護された車の列が通りかかった。
黒人の子供達は、フェンスにしがみついて喜んでいる。
ネルソン・マンデラが釈放されたのだ。
マンデラは、大統領に就任し、官邸に入った。
白人の職員たちは、解雇されると思って荷物をまとめていた。
マンデラは全職員を集め、差別しないことを宣言した。
大統領警護班の編成にも、人種による差別をしなかった。
マンデラは、ラグビーチーム「スプリングボクス」 の試合を視察した。
ルールの複雑なラグビーは、南アフリカでは白人のスポーツだった。
だからチームに黒人は、一人しかいない。
チームは白人の象徴であり、また、弱かった。
マンデラは、ワールドカップ優勝を目指し、チームの立て直しを始める。
彼はチームの主将フランソワを、自宅に官邸に招いた。
この作品は、1995年ラグビーワールドカップで、南アフリカが優勝した実話に基づいている。
モーガン・フリーマンがマンデラ大統領によく似ているので、まるでドキュメンタリーを見ているようだ。
フランソワ役のマット・デイモンが、格好いい。