アメリカの映画である。
1949年、香港。
連日、中国から多くの難民が流れ込んでいた。
ハン・スーイン医師が勤める病院に、交通事故に遭った難民の女の子が運び込まれた。
両親の所在は、不明だ。
ハン・スーインは英国と中国のハーフで、自身は中国のアイデンティティーを大切にしている。
彼女の夫は、内戦で戦死した。
医師は多忙だ。
上司のキース医師が、気分転換にと、スーインを病院理事長のパーティーに誘った。
パーティーの席でスーインは、アメリカ人記者マーク・エリオットと出会った。
スーインは、食事に誘われた。
2人は、スーインの休日である水曜日に食事を共にした。
マークは既婚者で、シンガポールに妻がいる。
ただ、2人は不仲で、長く会っていないという。
マークがシンガポールに出張した時も、会わずに戻ってきた。
ある日、中国にいる叔父から知らせが来た。
スーインの妹スーチェンが、共産党を恐れて近くの外国人の家に住んでいるという。
故郷の重慶に戻ったスーインは、妹に会いに行き、パスポートを用意することを約束した。
スーインを追って、マークが重慶に来た。
2人は、結婚の約束をする。
叔父たちにも認めてもらった2人は、香港に戻った。
マークは、妻と離婚するために、シンガポールへ飛んだ。
派手なハリウッド映画に慣れてしまうと、退屈な作品だ。
途中で、取り立てて大きな事件は起きない。
音楽は、いい。