captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

バンテージ・ポイント

デニス・クエイド主演、アメリカの映画である。

 

スペイン、サマランカ。

 

世界中の首脳が集まり、テロ撲滅国際サミットが開かれた。

 

( レックス・ブルックスを中心とする、テレビ局スタッフの視点 )

 

マイヨール広場では、正午からアメリカ大統領の演説が予定されている。

 

アメリカのテレビ局GNN女性プロデューサー、レックス・ブルックスは中継車のモニターをチェックしながら、指示を出している。

 

現場には、女性レポーター、アンジー・ジョーンズが出ている。

 

広場に数台の車が入ってきた。

 

大統領が、護衛と共に到着したのだ。

 

モニターに、シークレットサービスのトーマス・バーンズが映し出されたのを見たレックスは、驚いた。

 

彼は、昨年、銃撃を受けた大統領を庇って被弾して休職していたのだが、今回、復帰したようだ。

 

レックスはスタッフに、彼が撃たれた時の映像を用意しておくよう指示した。

 

0時23分。

 

大統領が狙撃された。

 

民衆がパニックになる中、広場の外で爆発が起き、続いて広場で大爆発が起きた。

 

しばらくしてモニターに、アンジーの遺体が映し出された。

 

( トーマス・バーンズの視点 )

 

怪我から復帰して初の仕事ということもあり、トーマスは緊張していた。

 

彼は、相棒のケント・テイラーと共に、大統領の警護に就いた。

 

トーマスは、ビデオカメラを片手にキョロキョロしている黒人男性が気になった。

 

その男性は、ハワード・ルイスという旅行者だ。

 

トーマスは、向かいのビルの窓のカーテンが揺らめくのを見た。

 

彼は無線で連絡して、チェックさせた。

 

無人の部屋で回っていた扇風機が原因だった。

 

トーマスの動きに釣られて、ハワードは窓の辺りを撮影した。

 

大統領が狙撃された。

 

突然、銃を持った若い男が、演壇に向かって走ってきた。

 

トーマスは、彼にタックルして身柄を拘束した。

 

男は警官であり、市長の警護をしていると言い張ったが、トーマスは信用しなかった。

 

トーマスは、ハワードのビデオカメラを借りて映像をチェックした。

 

そこには、演壇に爆弾が投げ入れられるシーンがあった。

 

トーマスは、群衆に逃げろと叫ぶが爆発が起き、大勢が犠牲になった。

 

中継車を見つけたトーマスは、乗り込んで画像をチェックした。

 

驚くべきものが写っていた。

 

 

この作品は、同じ場面を8人の視点から捉えている。

 

最初から最後まで、楽しめる。

 

犯人を推理しながら観るのも楽しい。