アメリカの映画である。
伝説のスナイパー、トーマス・ベケットの息子、ブランドン・ベケットが主人公だ。
ブランドンは海兵隊に入ったが、父に反発して、スナイパーではなく歩兵になった。
「狙撃は、卑怯だ。」 と、彼は言う。
ブランドンは、国連軍の一員として、内戦の続くアフリカのコンゴに派遣された。
彼は政府軍に訓練を付けている時、大佐に呼び出された。
危険地帯から退去せずに居残っているベルギー人農園主、ブラントを救出せよとの命令だ。
ブランドン達はチームを組んで農園を訪れ、ブラントと接触する。
彼を説得して連れ出そうとした時、一行は、狙撃された。
ブランドンも被弾したが、穴に落ちた為に命は助かった。
生き残ったのは、彼だけだった。
その後、通りかかったハンターのマーティン・チャンドラーが、彼を自宅に運んで手当をした。
意識が戻ったブランドンは、チャンドラーを説得して農園に戻った。
そこには、ブラントの娘がベルギーから戻ってきていた。
ブランドンは、銃創が化膿していたが、無事、彼女を連れて基地に戻った。
基地には、父親の弟子である狙撃手リチャード・ミラーが、彼を迎えに来ていた。
ミラーは、第一作でトーマス・ベケットに鍛えられた男だ。
ブランドンは、自分たちを狙撃した犯人を捜し出して報復すると、決心している。
そして、ミラーの忠告を無視して出発した。
シリーズ4作目で、主人公が息子に代わった。
トーマス・ベケットは、出てこない。
狙撃のシーンは、リアルだ。
恐怖と痛みが、伝わってくる。