ソン・ガンホ主演、韓国の映画である。
1986年10月。
田舎町の用水路で、ストッキングで首を絞められ、両手を縛られた女性の全裸死体が発見された。
パク刑事は、被害者と関係があった男たちを取り調べるが、何も掴めない。
そんな時、第二の事件が起きた。
パク刑事が現場に到着したときには、野次馬がたくさんいて、現場が荒らされていた。
今回の被害者も、同じ様な状態で遺棄されていた。
パク刑事は、恋人から焼肉屋の息子クァンホが、被害者イ・ヒャンスクを追いかけていたと聞き、クァンホを捕まえてきた。
クァンホは、知的障害者だ。
パク刑事と同僚のチョ刑事は、自白させようとクァンホを痛めつけた。
ソウル市警のソ・テユン刑事が、捜査に協力するために派遣されてきた。
パク刑事らは、クァンホを山に連れて行って自白させようとしていると、彼は突然、事件の経緯を話し始めた。
警察は、その自白を唯一の証拠としてクァンホを現場検証に連れて行くが、ソ刑事がクァンホの手の障害を見つけて、彼は無罪になった。
一連の事件に関連するとみられる、もう一人の行方不明者がいた。
事件はいずれも雨の日に起きていて、被害者は、赤い服を着ていた。
ソ刑事の指示で機動隊が出て、行方不明者の死体を発見した。
警察は、雨の日の夜、婦人警官に赤い服を着せて、囮捜査を始めた。
しかし、次の事件が発生した。
この作品は、韓国で実際に起きた事件に基づいている。
犯人は、証拠を残しておらず、目撃者もなく、捜査は何度も振り出しに戻る。
「ソウル市警のエリート捜査官が来て、格好良く事件を解決する。」という物語ではない。